初心者におくる作曲方法のコツ!第55回 初歩のアレンジ その4
こんにちは!
今回も引き続きアレンジについてのお話です。
バンドアレンジを引き続き考えていきますよ。
今回も張り切っていきましょう!
バンドアレンジ
ベースを加えたアレンジ 続き
さて、前回ベースを加えたアレンジを試みてみました。
ベースが入った場合
ピアノでベース音を弾く必要がないというのが
ひとつのポイントでした。
こんな感じでしたね。
また、低すぎる音を密集させると音が濁ってしまうというのも
注意すべきポイントでした。
これは、ダメな例でした。
ベースアレンジを進めていきましょう。
ベースはリズム楽器としての役割もあります。
リズム楽器というと
それこそドラムのような打楽器が浮かびますが
ベースもリズムを感じさせるのに大事な楽器です。
ちょっとだけベースをアクティブにしてみましたよ。
[例1]
どうですか?
ちょっと推進力のようなものが生まれましたね。
別のリズム。
[例2]
これはあんまりよくないですね。
でも、ピアノの刻み方をベースに合わせるとよくなりますよ。
[例3]
ちょっとアメリカ国歌の
「星条旗よ永遠なれ」みたいな感じですね。
前々回、楽器ごとに違うことをやりましょうと書きましたが
たまにはこうやって
同じようなことをやった方がいいこともあります。
どういう場合に同じことをやった方がいいのかというと
これはなかなか定義付けが難しいんですよね。
感覚的にですが
淡々と同じリズムを刻むような場合は
ベースと和音の刻み方を揃えるとうまくいくことがあります。
上記の[例1]は、ベースの刻み方が淡々としていませんね。
ターン・タ・ターン・タというふうに不揃いなリズムです。
一方、[例3]は淡々と4分音符を刻んでいます。
でも、同じ淡々とでも、もっと細かい音符だとどうでしょう。
[例4]
うん、まったくよくないですね。
この場合は合わせずに
ベースだけ8分音符の方がいいですね。
[例5]
ピアノは結局刻まないことにしました。
実はピアノを4分音符で刻んだものも試したんですが
あんまりよくなかったんですよね。
[例6]
というわけで
いろいろと試してみるといいですね。
結局は試してみて見つけるしかないんです。
なんだか身も蓋もない結論になってしまいましたが。
さて、ベースはベース音以外は弾いてはいけないのでしょうか?
そんなことはありません。
でも一定の注意は必要ですよ。
[例7]
メインの長い音符はベース音で
短い音符にベース音以外を出しました。
ただ、基本的にはコードを構成している音を使います。
また、ルートから3度の音はあまりよろしくありませんので
ルートから5度の音の方が馴染みやすいです。
ルートから3度の音というのは
Cでいったらミですね。
ルートから5度の音はCでいえばソです。
また、上記のように転回形のコードが使われている場合は
本来のルートをちょいと混ぜると良い結果になります。
ドラムとベース
さて、ベースに加えて
次に入れたい楽器はドラムですよね。
復習ですが、ドラムというのは打楽器のうち
バスドラム
スネアドラム
タム
ハイハット
シンバル
をワンセットにまとめたものでした。
まず、ドラムをざっとご説明します。
これがドラムセットですね。
個々の楽器や、その音については追い追いご説明していきます。
とりあえずは、こんな配置なんだなと思っておいてください。
バスドラム
もっとも低い音を出すのはバスドラムです。
上記の図にはありませんが
ペダルを踏むと音がなります。
ペダルを踏むとマレット(太鼓でいう「ばち」のことですね)が飛び出して
バスドラムをダンッと叩くわけです。
このバスドラムがですね
ベースと仲良しなんですよね。
低い音同士、なんか惹かれ合うものがあるんでしょうかね。
ベースと同じタイミングで
バスドラムを鳴らすことが多くあります。
こんな感じ。
あんまり全部一緒だとくどくなるので
そこは適宜調整してもいいですよ。
例えばこんな風にしてもいいです。
どちらがいいかはお好みで。
また、バスドラム以外の楽器とのバランスでも違ってきます。
次回、ドラムをさらにやっていきましょう。
それではまた!
t.k
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