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初心者におくる作曲方法のコツ!第54回 初歩のアレンジ その3

2018年1月26日趣味, 作曲

初心者におくる作曲方法のコツ!第54回 初歩のアレンジ その3

こんにちは!

今回も引き続きアレンジについてのお話です。

楽器数が増えれば
それだけ音もゴージャスになりますからね。

自作の曲をそれっぽいサウンドにしていきましょう。

さあ、参りますよ!

バンド形式

バンド形式

バンドの種類

さて、前回までで一応の簡単な伴奏はつけられるようになりました。

今回からさらに楽器を増やすことを考えるわけですが
その前に「バンド」というものについて考えてみましょう。

楽器による演奏だけのBGMではない
歌のある楽曲を作った場合

それを人に聴かせる形態というのは

弾き語り

2~3くらいの楽器によるデュオもしくはトリオ

バンド

ということになるかと思います。

弾き語りとデュオ(もしくはトリオ)は

前回まででやりましたので
次はバンドになりますよ。

一般にバンドというと
ロックバンドなんかが浮かびますよね。

ジャズバンドやビッグバンドなんていうのもあります。

どのタイプのバンドにするかは
やりたい音楽によりますね。

ロックをやりたい場合

バンドの構成は

ボーカル・・・1人(ギターが兼ねることも多い)

エレキギター・・・1~2人くらい

エレキベース・・・1人

ドラム・・・1人

というのがだいたいの基本構成で

さらにギターやキーボードを
増やしたりすることもあります。

アコースティックなサウンドがお好みでしたら
上記のエレキギターをアコースティックギターにして

ピアノあたりを追加で入れるといいかもしれませんね。

ジャズの場合

歌がない楽器だけのバンドも多いですね。

ピアノ

エレキもしくはアコースティックギター

エレキベースもしくはウッドベース

ドラム

こんな構成が多いですかね。

ウッドベースというのは
電気を使わないアコースティックベースのことです。

人の背丈ほどのでっかい楽器を
指でベンベン弾いているのをみたことがあるでしょう。

ジャズトリオというと
ピアノ・ベース・ドラムのことが多いです。

ビッグバンドというのは

主にジャズを演奏するバンドですが
管楽器がたくさん入ってくることが特徴です。

ジャズバンドに加えて

トランペット・トロンボーン・サックスが
それぞれ3~5人ずつ加わります。

20人以上の大規模なビッグバンドもありますね。

「A列車で行こう」なんていうのがビッグバンドの有名な曲です。
(Youtubeあたりで聴いてみてください)

映画の「スウィングガールズ」を思い浮かべると良いでしょう。

さらに大規模なバンドというと
もうそれはオーケストラですね。

さすがにそれはちょっと除外しましょう。

基本的にはクラシックを演奏するための楽団は
バンドとは呼びませんよね。

バンドらしさとは

上記のバンド編成の例で
だいたいどのバンドにも登場するのが

ベース

ドラム

です。

この2つが入ると、とたんにバンドらしくなりますね。

ベースは文字通り
ベース音を主に受け持つ楽器です。

エレキベースの場合は

エレキギターに似た見た目ですが
弦が4本です。

ウッドベースの場合

「ウッドベース」という呼び方ですが
使う楽器はオーケストラで使うコントラバスです。

先ほども触れましたが
人の背丈ほどの大きな楽器で指ではじきます。

ドラムはドラムですね、としか言いようがないのですが

打楽器のうち

バスドラム

スネアドラム

タム

ハイハット

シンバル

をワンセットにまとめたものです。

まずベースについて見てみます。

ベースを加えたアレンジ

ベースを加えたアレンジ

前回やった、ピアノとギターによるアレンジを聞いてみましょう。

ex600

これにベースを加えてみます。

ex601

はい。

今回用いたのはウッドベースの音色です。

ぐっと重しが効いたサウンドになりましたね。

ここでピアノとギターに目を向けますと
ピアノとギターでもベース音を弾いていますよね。

ex602

上記画像の赤丸で囲った部分です。

そんなに誰も彼もベース音を弾く必要はありません。

ピアノからベース音を抜いてみます。

ex603

どうですかね。

先ほどよりいくぶん音がすっきりしました。

ベースが入った場合
ピアノはベース音を弾かないことが多いです。

弾いてもいいんですけどね。

それよりはベース音は専門のベースにお任せして
ピアノさんは別のことに注力する方がいいですね。

一方ギターは、ベース音を弾いても弾かなくても
あまり意識する必要はありません。

ただしひとつ注意。

ピアノであまり低い音を弾くことは避けてください。

ex604

ピアノの右手の部分を
1オクターブ下げて左手に持って行きました。

1小節目・2小節目はまだ聞けますが

3小節目・4小節目は
音がものすごく濁っています。

1小節目・2小節目は偶然

一番低い音がベース音と一緒で
まだましなんですが(それでも汚いですが)

3小節目・4小節目は
一番低い音がベース音と近すぎるんですね。

低い音域で音が密集してしまうと音が濁ります。

伴奏をするときは

ピアノの場合は鍵盤の真ん中あたりを
中心に演奏するといいですね。

ベースの楽譜上の音よりも5度以上間隔をあけると安心です。

ここに注意!

実は、ベースで実際に出る音は
楽譜より1オクターブ低い音です。

見やすさのために実際の音よりも
1オクターブ高く楽譜を書くことになっています。
(通常はあまり意識する必要はありません。
周波数で分析するとそうなってるよっていう話です)

というわけで、今回はここまでです。

次回はベースをもうちょっとアクティブにしてやりましょう。

まだベース音をでろーんと奏でているだけですもんね。

また次回!

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Posted by t.k