初心者におくる楽譜の読み書き!第7回 実践してみよう その2

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初心者におくる楽譜の読み書き!第7回 実践してみよう その2

こんにちは!

前回から実際に音符を読んでいます。

音の高さがわかれば、読めるようになるまでもうすぐですからね。

今回も張り切っていきましょう。

実践 簡単な楽譜を読んでみよう 続き

実践 簡単な楽譜を読んでみよう 続き

ト音記号の復習

前回はト音記号を見てみましたね。

ex109

こうでした。

しつこいようですが

五線の下に1本、線を追加した位置が

です。

このドがすべての基本になる音です。

真ん中のド

といったらこれです。

このト音記号の音を、ヘ音記号と一緒に記したものがこちら。

ex110

でもって、下の図の四角で囲った部分は、上段と下段で同じ音です。

ト音記号で書くとこう、ヘ音記号で書くとこう、ということです。

ex111

さ、あらかじめ図を出してしまいましたが
ちょっとした問題をやってみましょう。

ヘ音記号 問1

ex112

はい。

それぞれの音符の音の名前は何でしょう?

答えはこちら。

ex113

最初のド、これはト音記号の真ん中のドをヘ音記号で表したものです。

五線の上に1本、線を追加した位置です。

ト音記号のときは、五線の下に線を追加した位置でしたね。

2つ目は「ド(1オクターブ下)」です。

真ん中のドから1オクターブ下がった音です。

ちなみに、

・ド(1オクターブ下)
・真ん中のド
・ド(1オクターブ上)

を順番に聞いてみると、こんな感じです。

ex114-1

鍵盤で見てみるとこうです。

ex114-2

さ、長くなりました。

3つ目はソです。

真ん中のドから、「ド、シ、ラ、ソ」と
下に数えてみるとわかりやすいですね。

ト音記号だと、オクターブ上のミの位置だから
パッと見で「ミ」と答えてしまいそうですが

そこは冷静に。

4つめはファです。

ヘ音記号のちょんちょんとある
点2つで挟まれた位置ですね。

ヘ音記号 問2

2問目です。

ex115

はいこちら。

答えはこうですよ。

ex116

最初のソはさっきと同じですね。

2つ目はシです。

真ん中のドからひとつ下がった位置ですね。

「ド、シ」と数えればいいのでわかりやすいです。

3つ目はミですね。

ヘ音記号のちょんちょんがファだと分かれば
そこからひとつ下がるだけです。

最後はラです。

これまでに出てきた、ソかシの位置を覚えてしまえば
わかりやすいです。

もちろん、真ん中のドから「ド、シ、ラ」と数えてもいいですね。

もうちょっとだけやりましょう。

ヘ音記号 問3

3問目です。

ex117

答えはこちら。

ex118

最初のドはすでに出てきましたね。

ドはドでも、真ん中のドより1オクターブ下のドです。

ヘ音記号はト音記号よりも低い音を表すので
暗黙の了解ということで「1オクターブ下」は書いていませんが

ト音記号でもっとも一般的に表される「ドレミファソラシ」より
いずれも1オクターブ下の音です。

次のファはすでに出てきましたね。

しつこいですけど、ちょんちょんで挟まれた場所ですよ。

次はレです。

ド(1オクターブ下)からひとつ上がった位置ですね。

最後、シ(2オクターブ下)が出てきました。

ex119

これはト音記号で表される通常のシですね。

真ん中のドから、「ドレミファソラシ」と上がった音です。

要は「真ん中のシ」と言っていいでしょう。

ここから1オクターブ下がるとこうです。

ex120

上段はト音記号で、下段はヘ音記号で書いたものですが
どちらも同じ音を示しています。

ここから更に1オクターブ下がった音が
今回の問題の最後の音なんですね。

ヘ音記号 低い低い音

では、ヘ音記号の低い方の音を見てみましょう。

1オクターブ下のドから下に降りていきますよ。

ex121

だいぶ低い音ですよね。

と、ここまでヘ音記号をやっておいてなんですが

やっぱりどうしても
ト音記号よりは出てくる頻度が低いです。

すいすい読めないまでも
数えていけば「ドレミ」の読みがなをふれるといいですね。

リズムのさわり

さて、ここまででどの音符が「ドレミファソラシド」の
どれにあたるのかということは、大体わかってきました。

でもまだ、音符を読んでいる感じはしないですよね。

なんせ音楽らしさが足りません。

以下を読んでみましょう。

ex122

まずは、音符に読みがなをふります。

ex123

次に出てくる要素が

音の長さ

です。

最初のソは4分音符ですので1拍です。

次のファとミは、8分音符なので1/2拍

次のソは4分音符なので1拍になります。

でもって、最後は4分休符1拍おやすみです。

聞いてみましょう。
(曲に入る前に、カンカンカンカンと4回カウントが入ります)

ソーファミソーと聞こえますね。

できればカウントに合わせて
手をたたきながら声に出してみてください。

最初のソは手をたたく1回分の長さに対し
ファミの箇所は、ファミで手たたき1回分です。

音の長さという概念が入ってきたことで
ぐっと音楽らしくなりました。

次回ももうちょっとこのあたりをやりましょう。

ではまた次回!

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Posted by t.k