初心者におくる作曲方法のコツ!第41回 モーダル・インターチェンジ その2

こんにちは!
新しい話、前回から始まりましたね。
今まで使えなかった和音を使っていいだなんて
ちょっと戸惑いますが
使える和音が増えれば増えるほど
曲の雰囲気のバリエーションが広がります。
さあ、張り切っていきましょう!
モーダル・インターチェンジ 続き
前回のおさらい
さあ、前回のおさらいです。
モーダル・インターチェンジをご紹介しました。
これは、主音が同じ長調と短調の和音を置き換えるというものです。
たとえばハ長調のFをハ短調のFmにしたり
ト長調のAmをト短調のAdimにしたり。
ただし、メロディーと半音x1を構成してしまう時はNGですね。
サブドミナントがモーダル・インターチェンジしやすいですよ
ということに
さらっと触れたところで前回は終わりました。
これ、もう少し詳しくやっていきます。
サブドミナント・マイナー
長調のサブドミナントの和音に
短調の和音を持ってくる
モーダル・インターチェンジを行う場合
これを
サブドミナント・マイナー
といいます。
そのままですね。
マイナーというのは
この場合、短調を表す英語です。
マイナーすなわち短調から
サブドミナントを持ってきましたよ
ということですね。
で、このサブドミナント・マイナーは
モーダル・インターチェンジがやりやすいんです。
前回、やりましたよね。
以前作った
これを、前半部分はこうしましたね。
後半はこうしました。
FとDmという
サブドミナントの和音を
短調の和音であるFmとDdimにしたんでした。
短調のエッセンスを
長調に持ってくることで
若干の暗さというか
影を帯びた曲になるんですね。
サブドミナント・マイナー
もう少し補足がありますが
その前にドミナントとトニックも見てみましょう。
サブドミナント・マイナー以外
サブドミナント以外
ドミナントとトニックはどうでしょうね?
これは、良いと言えば良いし
ダメと言えばダメとも言えます。
後半部分の最後のところ
ドミナントのGを
短調のGmに置き換えてみますか。
まあダメですよね。
また、2小節目にトニックのCがありますが
これを短調のCmにしてしまうと
メロディーの「ミ」と当たっちゃいますよね。
というわけで
ここもNG。
要は、サブドミナント以外は
やりづらい
のですよ。
ドミナントは短調でも
長調と同じ音を使うことがありますよね。
ハ長調でもハ短調でもGを多く使います。
(覚えてますか?和声的短音階でしたね)
つまり、Gmにすると
ドミナントらしさを失ってしまうんですね。
トニックはどうでしょうね。
前半部をこうしてみました。
うーん、この場合は良くない気がするけど
もしかしたらうまく使えば使えるかもしれない。
というわけで
完全に排除はしないけどもね
というところです。
ところで
働きが同じ和音は相互に置き換えが可能
という原則がありましたよね。
毎回必ずできるわけではありませんが
多くの場合トニックなら
他のトニックに置き換えできます。
ハ長調のトニックはC・Em・Amですね。
置き換えてみましょう。
Amの方はメロディーが7thのソなので
Am7としましたが
いずれにせよ両方成り立って聞こえますね。
これをモーダル・インターチェンジしましょうか。
Emを短調のEbに
Am7を短調のAb7に。
Cmのときほどの違和感はないですけど
どっちも無理やりなのは否めません。
というわけで
トニックに関しては
可能性は排除しないけど
使いどころが難しい
というところです。
短調のサブドミナント
ところで、第26回を読み返して
いただきたいのですが
短調の場合
サブドミナントの働きをする和音が
2番目と4番目の和音以外にもありました。
つまり、DdimとFmの他にAbとBbも
サブドミナントとして働く場合があるのです。
6番目・7番目の和音ですね。
この2つも
サブドミナント・マイナーとして扱います。
つまり、サブドミナントを
この2つに置き換えることができるのです。
先の曲の後半を例に見てみましょう。
順番が前後しますが
先にBbをやります。
おや?
これは素晴らしく良いですね!
なんの違和感もありません。
このモーダル・インターチェンジは正解です。
Abもやりたいんですが
メロディーが「ファミレーレー」と
ミを含んでいます。
Abにはミbが入っていて
半音x1になってしまいますので
ちょっとメロディーを変えましょう。
まず、こうします。
まあ、若干メロディーが不自然ですが
ともかくこれを
Abにモーダル・インターチェンジします。
どうですか?
Bbの時よりも暗く感じますが
これも成り立っているように聞こえますね。
サブドミナントマイナーは
バリエーション豊富ですね。
今回は長調に短調のエッセンスを入れる
モーダル・インターチェンジを主に見てきましたが
次回は逆、短調に長調というのを見てみましょう。
ではまた次回!

t.k

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