初心者におくる作曲方法のコツ!第57回 初歩のアレンジ その6

こんにちは!
今回も引き続きアレンジについてやっていきますよ。
もうちょっとだけドラムの話にお付き合いください。
張り切っていきましょう!
バンドアレンジ 続き
ドラム
前回のおさらい
まずは前回のおさらいです。
ドラムについても
もう一度おさらいしましょう。
ドラムセットの全体像は以下です。
また、ドラム用の楽譜は以下でしたね。
そして、進めてきたアレンジがこれです。
今できているのはこれですね。
このハイハットの入れ方を8ビートというんですよ
というところまでお話ししました。
ハイハット
この8ビート、要は8分音符で刻むことです。
ドラムだけ取り出して聞いてみましょう。
よく聞く感じのドラムですよね。
8分音符で刻んでいれば8ビートなので
以下、いずれも8ビートです。
8分音符で刻むのが8ビートなら
16分音符で刻むのは
16ビート
です。
こういうのですね。
16ビートだと
ハイハットは左右両方の手を使って
細かく刻みます。
ドラム・パターン
さて、1・3拍目にバスドラムが出てきがちですよ
2・4拍目にスネアが出てきがちですよ
ベースとバスドラムを合わせるといいですよ
というような基礎を以前お話ししました。
これは言ってみれば、ドラムの最大公約数です。
様々な曲を聴いていると
上記のことを踏襲しつつも
いろんなバリエーションがあることがわかります。
ただこの様々なバリエーション
だいたいのパターンがあります。
たとえば4拍子のハードロックだったら
こう叩いたらいいんじゃない?
たとえば3拍子のジャズだったら
こう叩いたらいいんじゃない?
というものが
各ジャンルによって
だいたい十数から数十あるわけです。
これをドラム・パターンといいますよ。
自分がやりたいアレンジの方向によって
叩き方がなんとなく決まってくるというわけです。
まずは好きな曲をいくつか聞いてみて
どんな感じで叩いているかを確認してみるといいですね。
ドラム・パターンだけを集めた本も出ていますし
「ドラムパターン」とか「リズムパターン」でネット検索すると
いろいろと参考になる情報が出てきます。
ライドシンバル
さて、ドラムの他の楽器もみましょうか。
ライドシンバルは、時折ハイハットの代わりに
叩くことが多いですかね。
Aメロをハイハットでやって
サビでライドシンバルで
というような感じの曲も多くあります。
あるいは、クラッシュ・シンバルのように
アクセントをつける目的で強く叩くこともあります。
タム
タムが活躍するのはフィルですね。
いきなり新しい言葉が出ましたが
これは4小節とか8小節といった
キリのいいところで入れる
ちょっとイレギュラーな叩き方
のことです。
こんなのを聞いたことがあるでしょう。
ほか、ハイハットのようにタムを使って
ビートを刻むこともあります。
クラッシュ・シンバル
これはアクセントをつけるために使いますね。
たとえばサビに入ったところの小節の最初とかです。
先ほどの16ビートの例で聞いたこれの小節アタマですね。
実際のアレンジ
さて、これでとりあえず簡単なアレンジが
できるようになったことになります。
まずはやりたい方向を決めましょう。
ジャンルというやつですね。
ロックなのかジャズなのか、ポップスなのか。
あるいは楽器で決めてもいいですね。
エレキギターがガンガン鳴っているようなのがいい、とかですね。
楽器とジャンルが決まってしまえば
あとはアレンジしていくだけです。
といっても
バンドの場合は各楽器がなんとなく演奏しているだけでも
そこそこちゃんと聞こえますからね。
曲自体がちゃんとした曲で
間違ったコードを弾かなければ
なんとなく形になるのがバンドのいいところです。
ただ、この「初歩のアレンジ」で見てきた
楽器の重ね方やリズムの合わせ方は
ある程度ちゃんとしておかないと
汚く聞こえるので要注意です。
しつこいようですけど
ベースとバスドラムがズレすぎてたり
低めの音ばかりで伴奏したりはNGです。
これはアコースティックバンドでもロックバンドでも一緒です。
好きな曲のバンドスコアを見て
それに似た形に作り上げていくのがいいですね。
さて、アレンジの一例として。
メタルロックによくありがちな
ドラムとベースとエレキギターの演奏方法で
しばらく進めてきた「遠き山に日は落ちて」を
演奏させてみましたよ。
(コード進行は変えています)
いろいろと無理はありますが
それっぽく聞こえないこともないですね。
そのジャンルにありがちな奏法でやる
というのが一番間違いないですね。
しばらくやってきたこの「初歩のアレンジ」は
ここいらでいったんお休みしまして
次からはまた別のことを考えていきましょう。
ではまた!

t.k

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