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初心者におくる楽譜の読み書き!第6回 実践してみよう その1

趣味, 作曲

初心者におくる楽譜の読み書き!第6回 実践してみよう その1

こんにちは!

前回までで、ごくごく基本のところは終わりました。

一応はこれでちょっとした楽譜は解読できることになります。

今回は知識をちゃんと使える道具にできるように
いくつか実践してみましょう。

じゃあ、いってみよう!

ちょっと補足 棒の向きと長さについて

ちょっと補足 棒の向きと長さについて

その前に、ちょっとだけ補足を。

音符の各部分には以下のような名前がついていました。
初心者におくる楽譜の読み書き!第1回 音符の長さ参照)

ex089

一方で、五線譜に音符を並べたものがこちら。

ex090

途中から棒が頭の下側になっていますよね。

具体的にはシの音からです。

これ、一応の決まりがありまして

五線の真ん中の線(上からも下からも3本目)から上の音は棒を下にする

となっています。

これはヘ音記号でも一緒です。

初心者におくる楽譜の読み書き!第3回 五線譜で見た楽譜をもう一度見てみましょう。

ex091

はい。

こちらも真ん中の線を境にして棒の向きが変わっていますね。

ヘ音記号の場合はレですね。

また、棒の長さにも一応の決まりがあります。

ファの音を見てみましょう。

ex092

棒の一番先っちょが、五線の1番上の線と接していますね。

これが基準です。

具体的に言いますと

棒と棒の間が3.5個分

となります。

ex093

こうですね。

まあ、面倒なので、そんなに厳密でなくていいです。

極端に短かったり長かったりしなければ読めますのでね。

というわけで補足でした。

実践 簡単な楽譜を読んでみよう

実践 簡単な楽譜を読んでみよう

ト音記号 問1

さあ、では早速楽譜を読んでいきましょう。

まずは音の高い低いです。

音の高い低いのことを音程と言いますよ。

ex094

それぞれの音符の音の名前は何でしょう?

答えは

ex095

まず、最初のド。

これは基本なので、場所を覚えてしまいましょう。

五線の下に1本、線を追加した位置です。

2つ目の「ド(1オクターブ上)」はちょっと置いておいて
3つ目のソ。

ト音記号の渦巻きの真ん中あたりに当たる部分ですね。

下から二本目の線の上です。

これも覚えてしまいましょう。

そして4つ目のファ。

ソのひとつ下の音だからこの位置、と覚えてもいいですし

さっき述べましたように

棒の先っちょが五線の一番上の線に接している
と考えてもいいですね。

オクターブとは

さて。

2つ目の音、「ド(1オクターブ上)」とありますね。

音は低い方から「ドレミファソラシド」ですが
最後のドと最初のドは同じ音ではありません。

ex096

最後のドのほうが高い音ですよね。

音は低いほうから

ドレミファソラシドレミファソラシドレミファソラシ・・・・

と繰り返していくのですが

ex097

同じ音の名前で、かつ高さの違うものを

オクターブが違う

といいます。

レミファソラシ

のように、元の音から一番近い同じ名前の音を

1オクターブ違う

といいまして

高ければ1オクターブ高い
低ければ1オクターブ低い

といいます。

ということは、次のまるで囲った2つのドは
何オクターブ離れていますか?

ex098

答えは

2オクターブ

ですね。

ト音記号 問2

じゃ、問題もういっちょ。

ex099

どうかな?

答えはこちら。

ex100

ソはさっきも出てきました。

レはドのひとつ上の音ですね。

シはソのふたつ上だからここ、としてもいいし
ド(オクターブ上)からひとつ下がってもいいですね。

ラはソのひとつ上、シのひとつ下です。

ト音記号 問3

ex101

ちょっと難しくなってきました。

パッと見て分かりづらいときは
わかるところから数えていくしかありません。

まどろっこしいようですが、結局はそれで慣れていきます。

答え。

ex102

オクターブ上が2つも出てきました。

このあたりは問題を繰り返していくしかありませんね。

最後に高い音・低い音の問題をやっておきましょう。

まず高い方。

ex103

答えはこうです。

ex104

なんと2オクターブ上まで出てきました。

「2オクターブ上」というのは、

ex105

このドを基準にした言い方ですね。

一般的には

ex106

この「ドレミファソラシ」を基準にして
何オクターブ上とか下とかという言い方をします。

一方で、音と音がこれくらい離れていますよ、という
相対的な言い方の場合には

基準のドレミファソラシ関係なく

何オクターブ離れている

とか

何オクターブ上げるか

みたいな言い方になります。

ややこしいですね。

じゃ、低い方。

あんまり低い方はヘ音記号を使いますので
一般的に使う低い方はこの程度です。

ex107

答えはこうです。

ex108

最初のうちは、ドから下に数えていくのがいいですよね。

さあ、なんだかト音記号だけで終わってしまいました。

あとはヘ音記号と、音符の長さですね。

まあ、ヘ音記号はピアノやベースを弾く人以外は
あまり目にしませんので

そんなにガリガリやる必要はないかもしれません。

音符の長さを取れるようにはしておきたいですね。

音程と音の長さを取れれば
もうそれで楽譜を読めると言えますのでね。

ではまた次回!

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Posted by t.k