映画「GODZILLA ゴジラ2014」を観た感想!これぞハリウッド製日本映画!

2018年1月26日映画, 趣味

映画「GODZILLA ゴジラ2014」を観た感想!これぞハリウッド製日本映画!

毎度ながら、映画観てますかー?

どうも、映画記事担当
前須タロウです。

みなさんは特撮映画って好きですか?

私は子どもの頃から大好きでして(^^ゞ

昔はテレビでも特撮番組が多々あり
そりゃもう噛り付いて観たものです。

そこで今回は

わたくしの得意分野でもある特撮映画
取り上げたいと思います。

日本特撮映画の出発点

日本特撮映画の出発点

我が国の特撮映画の原点といえば

やっぱり「ゴジラ」しかないですよね!

今から60年以上も前に作られた第一作目は
当時の特撮技術のすべてが結集。

内容も大人向けのシリアス路線。

ビキニ環礁で行われた
核実験をヒントに作られ

人類の脅威としてゴジラが描かれています。

核実験によって突然変異した怪物であり
自然界への畏怖なき人間に対する警告の象徴

それが、ゴジラ一作目のコンセプトでした。

白黒の映像もゴジラへの恐怖をかきたて
今もって特撮映画の金字塔となっています。

映画も空前のヒットとなり

今日までシリーズ化される
映画となりました。

ハリウッドも黙ってなかったが・・・

ハリウッドも黙ってなかったが・・・

ゴジラの人気は海外にまで波及し
世界中にファンを産み出します。

「パシフィック・リム」
ギレルモ・デル・トロ監督

彼はゴジラ一作目の監督
本多猪四郎を敬愛して本作を作りました。

ちなみに、「パシフィック・リム2」は
2018年公開予定

まだ鑑賞前の方は今すぐにでも観るべし!

日本の特撮は
基本手作り感のあるウェルメイドなんですが

ハリウッドだとそうはいきません。

莫大な予算で
デジタルな怪獣を産み出します。

そうして、ハリウッド版ゴジラ
まず1998年に誕生します。

満を持して作られた
ハリウッド版ゴジラでしたが

明らかに日本のゴジラと違うフォルムに
クライマックスでは増殖した子ゴジラ・・・

ファンからは批判も多くありました。

「ジュラシックパーク」の
二番煎じと批判され

米国内では予算を回収する
ヒットにはなりませんでした。

当然、続編の話もとん挫し
ハリウッド版ゴジラは長き眠りにつきます。

そして甦るゴジラ!

そして甦るゴジラ!

日本のゴジラも2004年を最後に
長い歴史に幕を下ろします。

時は流れ
ファンの中でも待望論が尽きた頃

2013年、再度ハリウッドから
リメイクの発表が行われます。

が、日本のファンは期待と不安でいっぱいに

またオリジナルを無視したフォルムなら
もはやゴジラと呼ぶのも厳しい・・・

しかも、監督は「ギャレス・エドワーズ」って誰!?

なんと本場ハリウッドでは無名の監督。

母国イギリスでも1本しか撮っていない新人。

当初、私はめちゃくちゃ不安になりましたよ。

150億円以上もする予算の映画を
20代の新人監督に任せるって

普通はコワイ(;一_一)

当時、この監督の情報を
いろいろ探ったんですが

なにゆえ新人で情報も乏しい。

ただ、デビュー作
「モンスターズ/地球外生命体」

イギリスでは絶賛されたようで
期待の新人だったようです。

日本からも渡辺謙が出演し

日米がタッグを組んで
新たなゴジラを作る意気込みは感じました。

ゴジラ復活!

ゴジラ復活!

多くの人の期待と不安を背負って
2014年版ゴジラは公開をむかえます。

躓けばハリウッドはおろか

日本でもリブートできない
おそれもありました。

しかーし、そんな不安は
全部吹っ飛びました!

日本版を踏襲したゴジラのフォルム

核実験を背景にした物語

ゴジラの敵となるムートーの存在

いずれも日本版ゴジラに敬意を感じました。

では、内容をちょこっとだけ。

放射線の影響により誕生した怪獣ムートー

ムートーは電磁パルス攻撃するので
人類にとっては脅威。

同時期にもう一方の怪獣ゴジラが出現し
ゴジラとムートー、人類三つ巴に発展します。

ここまでだと、全編に渡って怪獣バトル!?
って思いますよね?

そう思って観ると少々ビックリするかも!?

そうなんです。

ゴジラが暴れる時間は
正味15分程度なんです。

実はこれ、ある映画を参考にして
ゴジラの登場時間を減らしたとの事。

その映画とはズバリ!

「ジョーズ」

スピルバーグ監督を代表するパニック映画で
ご存知の方も多いと思います。

ジョーズはサメの恐怖を描いた映画ですが

サメ自体は映画のクライマックスまで
ほとんど出てきません。

けれども観た人の印象には
強烈にサメが残っています。

これは、正体を出し惜しみする事によって
よりいっそうインパクトを残す演出なんですが

物語を最後まで惹きつける必要もあり
なかなか高度なワザ

しかし、それを堂々とやってのけた新人監督

おそるべし!

カメラワークにも工夫があって
日本版ゴジラでは見られない視点もあります。

とはいえ、今回のゴジラも日本では
賛否両論ありまして・・・

「これはゴジラじゃない!ガメラだ!」

なんて声もチラホラ

まだ観ていない方は
ぜひぜひご自身で判断してみてくださいね。

もともとゴジラは日本の宝
やっぱり日本で作ってくれなきゃ意味がない

この声がきっと届いたのでしょう。

いよいよ本国日本でもゴジラは始動します!

特撮ファンも期待する庵野秀明監督による

「シン・ゴジラ」

日本のゴジラは、今まで着ぐるみでしたが
今回はフルCGで勝負に出ます。

もちろん、日本とハリウッドでは
予算の規模も違いますが

ここは本家の意地を見せてほしい!

ぜひ1日で両作品を観るという
贅沢な鑑賞をしてみては!?

そんな日本版ゴジラを見事に踏襲し
独特な魅せ方で復活を遂げた

「GODZILLA ゴジラ2014」は必見!

これぞハリウッド製日本映画
といえる作品を体感しよう。

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前須タロウ

「映画はやっぱり劇場で」をポリシーに、可能な限りレンタル待ちを回避し続ける男。 好きなジャンルは特撮。仮面ライダーやスーパー戦隊も昭和から今もって見続ける日々。

Posted by 前須タロウ