映画「ダークナイト三部作」を観た感想!アメコミブームの原点!
みなさん映画観てますか?
どうも、映画記事担当
前須タロウです。
映画は季節の変わり目が注目!
話題作が多く公開されるのが慣例です。
近年、洋画で注目されると言えば
アメリカンコミック(以下アメコミ)
原作の映画が多々話題となっています。
そこで今回は
最近のアメコミ映画ブームを生んだ
原点を振り返りたいと思います。
アメコミ映画って?
アメコミ映画と言っても本場アメリカでは
2大勢力に分かれます。
マーベルとDCコミックですね。
マーベルの代表的な映画で言えば
「アイアンマン」や「Xメン」
「スパイダーマン」なんかも人気ですね。
いっぽうDCコミックでいくと
やはり「スーパーマン」と「バットマン」
この2作品が圧倒的に
人気を2分していますO(≧∇≦)O
そこで今回取り上げるのは、ズバリ!
「バットマン(ダークナイト)」
です。
バットマン自体の歴史はとても古く
もう70年以上前に遡り
もともとはテレビシリーズなんですね。
勧善懲悪のヒーロー活劇として
実写化し、人気を博したのが始まりです。
日本では1966年
「バットマン・オリジナル・ムービー」
この作品で広く知られたようです。
しかし何と言っても、今の私たちが
イメージするバットマンと言えば
「バットマン・ビギンズ」から始まる
いわゆる「ダークナイト三部作」。
実はダークナイト三部作の前にも
ちょっとしたブームはありました。
1989年制作の「バットマン」です。
ティムバートン監督による
バットマンこそ本命!
こう考えるファンも
本当は少なくありません。
興味のある方は、そちらも
ぜひチェックしてみてください(*^o^*)
アメリカ熱狂!
今回ダークナイト三部作と
銘打ってありますが、
爆発的な人気を作りだしたのは
2作目の「ダークナイト」です。
これはもう本国アメリカでは
とんでもないヒットをして
当時最大のヒット作であった
「タイタニック」を超す勢い。
結果的にはタイタニックを
越えることはできませんでしたが
多くの米国民が熱狂支持し、
新しいヒーローの誕生に湧きました。
最初は静かに・・・
その伏線となる2005年
「バットマン・ビギンズ」が公開。
しかし、この1作目
なぜかアクションが控えめ。
バットマンと言えば
特殊なスーツ姿で、独自の武器を手に
敵を叩きのめす姿が爽快なはず。
いかにもハリウッド向きの娯楽作品です。
が、監督のクリストファーノーランは
これを安易なアクション映画にせず
シリアスドラマとして
まずは舵を切っていきました。
アメリカという国は自尊心が高く、
世界の警察という意識があり
悪と決め付けた相手には
とことん容赦しません(*ノω・*)
アメリカ映画のアクションに
徹底的に相手を潰すという描写が多いのは
こうした意識の表れであり
多くの国民がそれに酔いしれます。
悪の暴力に対抗するには、善意の暴力
この図式をもう一度考え直すきっかけを
「バットマン・ビギンズ」が与えた気がします。
力も急にはつかない
主人公のブルースウェインは幼い頃
両親を悪党に殺された過去があります。
彼は実業家としては一流ですが、
悪に対抗する力は持っていません。
無力な自分を乗り越えるには
力を手に入れるしかありません。
復讐というのが動機になっていますが
彼は決して安易に力を得るのではなく
その力を得るために、選択したのは
自己鍛練する「修行」という行為。
1作目では、この修行を中心に描かれます。
修行を終え
街へ戻ったブルースに待っていたのは
より腐敗が進んだゴッサムシティ
彼はもう一つの顔として、己の財力を駆使し
悪を駆逐するため「バットマン」を誕生させます。
戦う力を得たバットマン
「バットマン・ビギンズ」には
アクション描写もありますが
内容は極めて暗く、シリアスそのもの。
子どもが喜ぶヒーロー像には
あてはまらない感じです。
さあ、戦う力を得たバットマン
街の悪と戦う日々が始まります。
しかし、そんなバットマンの前に
1人の男が立ちはだかります。
そう、最凶「ジョーカー」の出現です。
このジョーカーとの戦いが2作目の
「ダークナイト」でいよいよ描かれます。
ジョーカーとの死闘
続編「ダークナイト」では
ジョーカーとの戦いが中心ですが
もうひとり重要人物が登場します。
検事として街の腐敗と戦う
ハービーデント(トゥーフェイス)です。
デントの理想はブルースの心も動かし
全面的に支持していきます。
ブルースの行為は
言ってみれば自警団
バットマンの存在は法的にはグレーです。
デントは検事という立場上
堂々と悪と戦う事が出来ます。
デントに託す事が
街の腐敗を無くす最も有効な手段
そうブルースは考えた結果・・・
バットマン引退という決断が生まれます。
しかし、ジョーカーの悪はあまりも強大
バットマンなしでは戦えないのも事実。
デントとブルースの考える正義には
少しずつすれ違いも生じてしまい
最終的にデントとブルースは
別々の道を辿ります(ノω<;)
「ダークナイト」が与えた影響
「ダークナイト」の高い完成度は
映画界にも非常に影響を強く残しました。
この作品以降、多くの映画監督が
「ダークナイト」を参考に制作した
そう呼ばれる作品が多く作られていきます。
また、ジョーカーを演じた
ヒースレジャーの魅力もすさまじく
バットマンよりも印象に残る
稀代の悪役として名を残しました。
これから観ようと思われる方は
ぜひ、ブルーレイで観てください。
というのも、今作が長編映画として
初のIMAXカメラを導入しているのです。
通常のカメラよりもフレームが大きく
非常に情報量が豊富で
ブルーレイでは、IMAXカメラパートと
通常パートで明らかに画質も変わります。
映画の内容だけでなく
IMAXカメラを導入した映画としても
貴重な作品です。
内容、撮影方法どれを取ってみても
今後も多大な影響を与えていくでしょう。
そして完結へ
そして4年後
「ダークナイト・ライジング」が
完結編として登場します。
あまりに前作のインパクトが強いためか
今回の敵は正直物足りなく感じました。
ベインという新たな敵は
最初からハンディのある体質ですし
また、力勝負に打って出る
部分もありまして・・・
だって、それなら
バットマンの圧勝ですもん(ノω・`。)
バットマンのスーツや道具は
かなり高性能ですから(*^o^*)
とは言え、
バットマンの正義にひとつの答えは出し
完結します。
新キャラクターとして
キャットウーマンは出てきますし
バットマンの相棒ロビンも
最後には登場させます。
また、前作で使ったIMAXカメラ撮影は
さらに増えて、およそ半分を占めます。
これもブルーレイでしか味わえないので
ぜひぜひその高画質を
堪能して下さい(*^o^*)
この3部作を離れて、バットマンは
また新たに動き出しました。
スーパーマンとの共演や
DCコミック版アベンジャーズとも言える
「ジャスティス・リーグ」も
公開が控えています。
また、ジョーカーを始め、悪役だらけの
「スーサイド・スクワッド」も
待ち遠しいですね。
アメコミ映画は
年平均約7本作られています。
今後もさらに増える予感ですので
今まであまり興味のなかった方も
ひとまずこのダークナイト三部作で
じっくりその世界を堪能してみては!?
そして、IMAXカメラを
初めて導入した作品でもある
「ダークナイト三部作」
のちの映画に
多大な影響を与えた作品は
ブルーレイ版がおすすめです!
前須タロウ
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