スポンサーリンク

初心者におくる作曲方法のコツ!第23回 長いフレーズの曲を作ろう その13

2018年1月26日趣味, 作曲

こんにちは!

だいぶ曲の方も進んできました。

なかなか良い曲になってきていますよね。

今回も引き続きサビを進めていきますよ。

それでは参りましょう!

サビの続きを考えてみよう

サビの続きを考えてみよう

前回までの確認

前回までにできた部分を聞いてみましょう。

久しぶりにフルコーラスで
聞いてみましょうか。

ex238

なかなか形になってきましたね。

サビが始まった
という感じがちゃんとします。

では引き続きサビを進めていきましょう。

続きを作る 候補その1

サビでできているのは
まだ2小節だけですので

次の部分の構想を練りましょう。

サビもAメロの形を利用して
作ってきましたよね。

Aメロの形はこうです。

ex239

1~2小節目と3~4小節目では
やっていることが違いますね。

これに準じて作ってみましょうか。

Aメロの3~4小節目の
音符の形を利用して続きにします。

こんな感じでどうでしょう。

[候補その1]

ex240

音符の細かさなんかは
Aメロの後半部分そっくりですね。

後半の「ファファミレ」
Aメロの時より1オクターブ上になりました。

Aメロのときは

「レレレレレファファミレ」

だったのに対し

今回は

「ラララララファファミレ」

となっています。

Aメロのときよりも
離れた音に飛んでいますね。

これで更にパワーを感じる
メロディーになりました。

しつこいようですが

離れた音に進むとパワーを感じるんでしたね。

さて、これで行っても良いのですが
もうちょっと考えてみましょう。

続きを作る 候補その2

前回、サビのちょっとしたコツとして
以下の2つをご紹介しました。

それまでよりも高い音を使うこと

長い音を使うこと、もしくはそれまでより細かい音を使うこと

(2番目、矛盾しているようですがそんなことはないのです。
詳細は前回の記事をお読みください。)

これに加えて
もうひとつご紹介します。

上記の2つよりは汎用性は低いのですが。

繰り返し感

なんでも繰り返されるとテンションが上がるのです。

太鼓とかドラムで
ひたすら同じリズムを聞いていると

だんだんテンションが上がってきますよね。

リズムだけでなく
メロディーや歌詞でも一緒です。

THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」
「TRAIN-TRAIN」なんかは良い例です。

似ている短いフレーズを
何度も繰り返している印象がありますよね。

一方で、そんなに繰り返さないサビもたくさんあります。

美空ひばりさんの「川の流れのように」なんかは
繰り返している感じはしません。

(厳密には8小節を2回繰り返していますが
長いフレーズを繰り返しているために
細かいフレーズを何度も繰り返している感じはしません。)

なので、先に述べた2つは
いわば「MUST」なのですが

今回の「繰り返し感」
「絶対必要」というわけではありません。

完全に繰り返しではありませんが

同じような音の動きで
続きを作ってみましょう。

[候補その2]

ex241

いかがですか?

なかなか良いですよね。

似たことをやって
たたみ掛けてきたなという感じがあります。

これを候補その2としましょう。

続きを作る 候補その3

候補その1と候補その2を
比較してみてどうですか?

どっちも悪くありませんね。

[候補その1]は繰り返し感がない分
若干散漫な感じですかね。

また、とにもかくにも
Aメロによく似ています。

[候補その2]は、[候補その1]よりも
若干盛り上がりが足りない気がします。

なんで盛り上がりが足りないのか。

[候補その1]で最も音が跳躍している箇所は
「ラ→ファ」です。

これに対して[候補その2]では
「ラ→ミ」なんです。

「ラミーファファミファミレ」の冒頭ですね。

というわけで

[候補その2]のこの弱点を解消したのがこちら。

ex242

いかがですか?

「ラ→ミ」だったのを
「ラ→ファ」にしました。

これ以上音を上げてしまうと
もう歌えなくなってしまいますので

この「ファ」あたりが限界でしょう。

なかなかいい感じに盛り上がってきました。

続きを決める

さあ、候補が3つ出揃いました。

先にそれぞれの弱点を書きはしましたが
これはそんなに致命的な弱点ではありません。

お好みで決めて構いません。

話の流れ上
ここでは[候補その3]を選択しますが

[候補その1]の旋律の流れの方が好きだとか

[候補その2]の繊細な感じが好きだということなら

そちらでも全然構わないです。

今回はここまでとします。

たぶん、次回でサビは完成しそうですね。

ということは?

この曲の完成です!

楽しみですね!!

ではまた次回!!!

The following two tabs change content below.

Posted by t.k