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男性用着物のおすすめは?着物の種類から着付けの仕方まで大紹介!

2018年1月26日ファッション, 着物

男性用着物のおすすめは?着物の種類から着付けの仕方まで大紹介!

男性用の着物が気になっていませんか?

男性の着物姿は粋で格好良いですよね。

男性の着物の着付けは
女性の着付けに比べて簡単なので

慣れれば自分で着ることができます。

ひと昔前までは
男性のくつろぎ着といえば着物でした。

そんな着物も時代が変わるにつれ
着られる機会がなくなっていたんですが

ここ最近、若い世代の男性に

静かな着物ブームが
広まってきているんですね。

落語家や歌舞伎役者さんの
りりしい着物姿を

テレビなどでよく見かけるようになり

着物姿を身近に感じるように
なったからかもしれません。

そこで今回は

男性用着物のおすすめは?着物の種類から着付けの仕方まで大紹介!

と題して

着物を着たいと考えている男性に

着物の種類から着付けの仕方まで
紹介していきます。

それでは見ていきましょう。

男性用着物を着てみよう!

男性用着物を着てみよう!

着物を着るともう一人の自分に
会えることができます。

着物を着ることで変身願望をとげるのは
女性に限ったことではありません。

男性もスーツでは出せない色気や男らしさ、
力強さがにじみ出て

昔ながらの粋な自分に出会う
きっかけにできるといえます。

着物を着てみたいが高価だから手が出ない?

夏なら浴衣、冬なら街着であれば
手ごろな価格で手に入ります。

着物と羽織のアンサンブルの着物は
街着に重宝しますが

生地によってはパーティーなどにも
着ることができます。

確かに着物は高価ですが
身に合ったものを一式揃えておくと

一生着ることができます。

また、遊び感覚で着るなら

リサイクルショップなどを上手に利用すると
安く揃えることができます。

ただ、年代物の着物は
着丈や袖丈が短いのが難点なので

リサイクルショップで着物を選ぶ場合は
特に念入りに試着することをおすすめします。

着付けができないからやっぱり無理?

男性の着物はつい丈の着物なので

女性の着物のようにおはしょりの処理に
面倒な思いをすることもないので

思った以上に簡単に着ることができます。

帯結びもシンプルなのですぐに覚えられ

何度か着ているうちに
着物が体に添ってくるようになります。

着慣れるとリラックス感もあり
着物の良さが実感できるんですね。

一番簡単な浴衣だと肌襦袢のかわりに

Vネックのランニングシャツなどの
肌着を着てステテコを付けて

浴衣を着て兵児帯(へこおび)を結ぶだけです。

結び方が分からない人もいるかと思うので
ここで兵児帯の結び方を見てみましょう。

1.右手側に40cm~50cm程残して、逆の手に持った帯を胴に回します。

このとき、帯の長さに合わせて胴に巻いていきます。

2.ちょうど良い長さでちょうちょ結びをします。

このとき、下に垂れる部分の片方を長くします。

3.長い方の部分を下から通し、結び目の上から重ねます。

4.結び目ができたら、右側から後ろへ回します。

このとき、必ず右方向に回すようにしましょう。

5.前面の帯を腰紐ごと下へ引き下げて、帯が後ろにいくほど上向きになるようにします。

結び目が中心よりずれた位置にすることで粋に着こなせます。

実際の映像でもチェックしてみてください。

兵児帯は浴衣だけでなく
家庭着にも散歩着にも使えるので

覚えておくとよいでしょう。

男性用着物について

男性用着物について

男性用着物は着る人の
身長に合わせたつい丈で

脇のあきがないのが特徴です。

男性の場合は通常

着物と羽織をアンサンブル形式で
揃えることが多い
んですが

おはしょりをしないため
自分にぴったりのサイズであることが大切です。

仕立てる場合はもちろんですが
既製品や着物レンタルを利用する場合も

着丈、ゆき丈、身幅も測って
体に合ったものを着るようにしましょう。

家の中でリラックスするときは

羽織を着ずに着流しスタイルでも
かまいませんが

外出する場合は羽織を着るようにします。

男性の着物地は
紬(つむぎ)やお召しなどが一般的

半衿と足袋は黒か紺
羽織の紐も色物となります。

礼装の場合のみ小物はすべて白となります。

着物の格式について

羽織袴

羽織袴は日本の伝統的な男性の衣装です。

日常ではほとんど着ない衣装ですが
結婚式の礼装には用いられます。

その他にもお茶会や稽古ごとの発表会、
成人式や各種パーティーにも着ます。

袴は男性の正装です。

第一礼装として用いる場合は
黒紋付の羽織が必要になります。

ちりめん、羽二重、無地紬、お召しなどで

いずれも黒無地であれば
五つ紋を付けると第一礼装になります。

日本の伝統の中でも袴姿はなじみ深く

茶道、弓道、武術などの正装や

歌舞伎、狂言、日本舞踊などの
装束としても用いられています。

男性用着物の歴史と種類

裃(かみしも)

裃は上に着る肩衣(かたぎぬ)と袴の
上下セットのものをいいますが

江戸時代の武士の礼装は
裾の長い袴の長裃でした。

肩衣とは節分の豆まきなどの風景で見かける
肩のあたりが張った袖のないもの

時代劇でもよく見かけます。

一般武士は略装で
長さが足首までの半裃を用いていて

上下とも小紋柄は現代のモーニングの役割

上下の色違いや柄違いが
継裃(つぎかみしも)といい

現代の普段着にあたります。

江戸後期になると
長裃や継裃は用いられなくなり

肩衣に変わって
羽織を着るようになっていきます。

第一礼装としての五つ紋付き着物と羽織袴

江戸の末期からは
武士も町人も羽織袴になりました。

着物と羽織の素材は黒羽二重

背中と両袖に3つ、前に2つの
5つの染紋がついています。

袴は仙台平(せんだいひら)の縞が代表的

半衿や足袋、羽織の紐は白
雪駄の鼻緒の色も白を用い

第一礼装では白扇を持ちます。

略礼装としての色紋付と羽織袴

黒に替わる色紋付は略礼装として用いられ
洋服でいえばタキシードにあたります。

着物と羽織の素材は対のお召し
袴は縞の仙台平が一般的です。

色紋付には着物に一つ紋
または三つ紋を入れ

羽織も同じように
背に一つ、袖に二つの紋を入れます。

紋には染紋と刺しゅう紋がありますが
染紋の方が格上です。

略礼装の場合は

半衿は白に限らず茶色や灰色などでもよく

雪駄の鼻緒も
黒や紺でもよい
とされています。

現代の背広ともいえる羽織袴

第一礼装の羽織をつけない姿
袴と着物の素材はにします。

礼装の羽織姿は重々しさがありますが

羽織を取った袴姿は
行動的でカジュアルな感じになります。

袴は後ろ上がりに着付け

長さはくるぶしくらいにして着ると
背筋がすっきりとして、りりしく見え

現代ではお茶席やお稽古ごとに
着るのが適しています。

良く見かける風景としては
舞踊や能の後見役の人たちの袴姿で

帯は礼装では博多織りや紋織理の角帯ですが
平織りの角帯を用い

足袋は紺や黒、履物は雪駄でも下駄でもよく

鼻緒の色も
好みの色を用いるとよい
でしょう。

おしゃれ着の羽織

普段着の着物としては

上下おそろいの
アンサンブルの着物が主流
ですが

上下の色や素材を変えると
粋でおしゃれになります。

たとえば、紬の着物に
お召しの羽織の組み合わせなどです。

帯は博多献上などの角帯が適していて
外出着やパーティーにはえる着物姿です。

着流し

羽織を着ない着物だけの姿を
着流しといいますがラフな装いといえます。

お召しちりめんの素材を用います。

羽織を着ない着流しは

帯の締める位置や結び方が表面上に出るため
着付けが肝心です。

長じゅばんの襟をきちんと合わせ

着物の衿を少々ゆるめに合わせると
粋に着つけられます。

ふつうは角帯を用います

兵児帯にするとリラックス感が出て
休日の散歩着として最適です。

そのような場合は履物も下駄が似合います。

素材も昔ながらのウールだと
自宅でも洗濯が可能なので

家庭着として惜しみなく着ることができます。

コートとトンビについて

防寒用の冬の装いには
コートやコンビなどがあります。

コートの素材はウールなどが適しており
袖は角袖が一般的です。

トンビとはイギリスのコート

シャーロック・ホームズが
着ているコートとして有名です。

浴衣と甚平

浴衣はその昔

入浴するときに着ていたことから
「浴衣」と呼ばれていましたが

湯上りに着るようになりました。

帯は博多帯、木綿帯、兵児帯などで
結び方の決まりはありません。

現在では浴衣はおしゃれ着として

夏祭りなどで着ることが多く
若い人の間でも人気です。

甚平とは

肘までの袖とバミューダパンツを
組み合わせたような夏の家庭着
です。

大人から子供まで親しまれ
素材は麻や木綿、楊柳の浴衣地などで

履物は下駄やサンダルなどなんでも大丈夫です。

綿入れはんてんと作務衣

綿入れはんてんは
和製ジャンパーともいえる温かい羽織物です。

室内用の家庭着として着用され

男性、女性問わず
着ることができる防寒着
になります。

作務衣は仕事着としておもに
お坊さんたちに用いられてきました

その着やすさから一般の人も

作業着や家庭着として
着られるようになりました。

男物用着物の着付け方

男物用着物の着付け方

羽織袴などの礼装については
約束事がありますが

おしゃれ着のアンサンブルなどは
コツさえ覚えれば

ひとりで簡単に着ることができます。

着付け方を見てみましょう。

まず長じゅばんを着ます。

1.Vネックのシャツなどの肌着を着て、ステテコと足袋をはきます。

2.長じゅばんを着て、両袖山を持ち左右に軽く引くようにして、背縫い中心を合わせます。

3.衿は首にぴったり沿わせて、前衿を深く打ち合わせます。このとき、左が上になるように打ち合わせます。

4.右手で腰骨の位置を押さえて、帯下締めを巻いて締めます。

実際の映像でもチェックしてみてください。

次に着物を着ます。

1.着物を着て、両袖山を持ち左右に軽く引くようにして、背縫い中心を合わせます。

このとき、長じゅばんの袖を着物の袖にきれいに入れておきます。

2.後ろ衿を長じゅばんの衿にぴったり沿わせてから、着物の左脇と身体の左側面が合うように右衿先で調節します。

3.前衿を長じゅばんの衿に沿わせながら、右の衿先を左の腰骨の位置に持っていきます。

このとき、右の衿先を少し折ります。

4.左の衿先を右腰骨の位置にもってきて手で軽く押さえ、衿元を整えたらおへその位置で腰ひもを締めます。

実際の映像でもチェックしてみてください。

最後に帯を結びます。

今回は様々な場面で使える
「貝の口」の結びを見ていきましょう。

1.帯の40cm~50cmくらいを半分に折り、折っていない方の帯を胴に2回ほど巻き付けていきます。

このとき、半分に折った方の帯は上に乗せておき、ひと巻きごとにしっかりと締めていきます。

2.巻き終わりの余った帯の裏同士を合わせて半分の長さにします。

3.巻き終わりの帯を細い方の帯の上から重ね、下から細い方の帯にくぐらせ、しっかりと結びます。

このとき、細い方の帯を下へ引くように締めるとしっかりと締まります。

4.下に出ている細い方の帯を右上の方向へ折り上げます。

5.右上に折り上げた細い方の帯の上から太い方の帯を重ね、細い方の帯の下からくぐらせ締めます。

6.結びが出来たら、結び目を右側から後ろまで回します。

このとき、必ず右方向に回すようにしましょう。

7.前面の帯を腰紐ごと下へ引き下げて、帯が後ろにいくほど上向きになるようにします。

実際の映像でもチェックしてみてください。

着物を選ぶにあたって

着物を選ぶにあたって

着物を着てみたいが

あつらえるか既製品を買うか
レンタルにするか

リサイクル着物を買うかなど
迷ってしまうこともあるでしょう。

例えば成人式などで一度しか着ないなら

着つけもしてもらえる所を選び
一式をレンタルするのがよいでしょう。

また、家庭着として
コタツでゴロゴロするときに着るなら

洗濯もできるウールの着物などを

リサイクルショップや
デパートの着物リサイクル展などで

探すのが良いですね。

それほど着物に興味があるわけではないが
着てみたいと思うなら既製品がおすすめです。

最近ではサイズも豊富なので

じっくり探せば

自分の体形に合ったものを
選ぶことができますが

必ず試着をすることが大事です。

男性の着物は女性の着物のように
おはしょりをするわけにはいかないので

短すぎると品がなく見え
長すぎるとどうするわけにもいきません。

また、袖丈に関しても同様です。

これからも着物を愛用していきたい人や
外出着としても着たい場合は

あつらえるのが良いでしょう。

既製品なら一式で
3万円~5万円以内でも揃います

あつらえるとなると仕立て代だけでも
そのくらいはしてしまい

一式をあつらえるとなると
10万円くらいはかかってしまうんですね。

しかし、自分の体に合ったものができ上がり
自信をもってどこにでも着ていくことができ

着物自体が長持ちするので
一生楽しむことができます。

着物や帯はいくらでも上等なものがあり

実際に目にすると
高価なものはやはり品質も良く魅力的です。

価格や品質、お店のサービスなどを
じっくりと検討して

あとで後悔することがないようにしましょう。

ネットで着物を購入する場合

仕事などで忙しく
ゆっくり着物を見て回る時間もないし

呉服屋さんをのぞくのは
敷居が高いような気がするという方は

ネットで着物を購入する方法がおすすめ。

ただ、ネット上では風合いや色合いも
今一つ分かりにくいのと

既製品を購入したい場合

実際に着てみることができないのが
難点といえます。

なので、ネットショップで購入する場合は

昔から着物を扱っている老舗が運用しているショップかどうか

購入の際の悩みを相談できるかどうか

交換や返品が可能かどうか

といったところをチェックして
ショップ選びをした方が良いんですね。

昔から着物を扱っている老舗であれば
着物の知識も豊富

良いものを厳選して
商品を販売していることが多く

質の良い着物を満足いく価格で
購入することができるのでおすすめ
なんですね。

さらに、老舗であれば購入の相談にも
気軽にのってくれる
ので

着物の知識がなくても

自分に合った着物選びを
サポートしてくれます。

また、ネットショップで
購入した際にありがちな

画像とイメージが違った場合や
サイズが合わなかった場合に

交換や返品をしてくれるショップであれば
安心して買い物ができる
ので良いですね。

そんな男性用着物を
着てみたいというあなたのために

上記の条件を満たした
おすすめのショップを見つけた
ので

紹介しておきます。

このお店は創業100余年

京都伝統の着物染色工房が
運営する男性用着物の専門店
なので

着物を知り尽くしたスタッフがいて

着物選びで悩んでも
相談にのってくれて安心です。

購入後にも相談にのってくれるので

ちょっとした着物に関する
悩みが出てきた時も良いですね。

購入の相談やアフターサポートも
おこなってくれる
歴史のある老舗着物専門店なら

男着物の加藤商店がおすすめ!

7日以内であれば
交換や返品が可能なので安心です。

今回は男性用着物のおすすめを

着物の種類から着付けの仕方まで
紹介してきました。

着物の着付け方やたたみ方は
代々親から子へと伝えられてきたものでした。

ところが今日、毎日着物を着る人は
ほとんどいなくなり

ましてや男性の着物姿は
お正月くらいしか見かけなくなりました。

「このままでは日本の着物文化が消えてしまうのでは」

と一抹の不安と寂しさを感じてしまいます。

着物は着てみると思った以上に快適で魅力的です。

この機会に男の魅力を
着物で演出してみてはいかがでしょうか?

Posted by 管理人